週末は図書館へ

typhoon_5162006-07-08


土日のどちらかは必ず図書館に行きます。
借りるのは主に絵本。
「何で絵本???」と思う方が多々いると思いますが、
拙者は今、小学校と中学校の図書館で司書をやっていて、
週に6学年12クラス計12時間図書の授業をしているので、
その時に読む絵本を借りるわけです。
いわゆるひとつの「読み聞かせ」です。


しかし自分でも思うんですが、よく読み聞かせなんて
できるよなぁ…と思います。
正直自分の性格からするとどう考えても人前で
本を音読するのは苦手なんですが、
まぁ確かに最初の頃は緊張しまくったものの
やはり慣れれば問題ないし、
子どもたちが目の前で面白い反応してくれたりすると
なかなかやりがいもあって楽しいです。


しかし「絵本」というと小さい子向けの本、
と思われがちなんですがなかなかどうして、
高学年も絵本は十分楽しく読んでますし、
大人でも読んでいてなかなか楽しい作品も多々あります。
佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』とか、
スーザン・バレイの『わすれられないおくりもの』、
ガース・ウイリアムズの『しろいうさぎとくろいうさぎ』など
大人でもなかなか考えされられる作品もありますし、
仲良しのキツネとオオカミが面白い話を繰り広げる
内田麟太郎作・降矢なな絵の「ともだち」シリーズ
(『ともだちひきとりや』『あいつもともだち』など)
のように子ども向けのお話ながらきちっと
ポイントを抑えてある作品もあって、
「絵本もやるときはやるもんだのぅ」と目からウロコです。


ちなみに今拙者が一番好きな絵本は
アーノルド・ローベルの『ふくろうくん』。
おなかが出ていてちょっとお間抜け、
だけど優しさいっぱいの「ふくろうくん」が
出てくるお話が5つ入っていて、
セピア調ながらふくろうくんの表情が豊かで面白かわいく、
お話も単純に笑えるだけでなくユーモアがあって、
中には「あ〜良い話だなぁ〜」と心から優しい気持ちになれる
お話も入っていて、読んでいてほっとした
気持ちになれる絵本です。
拙者は自分用に1冊買っちゃいました。


てなわけで、図書館や本屋さんによく行く人は
たまには絵本コーナーを見てみてはいかがでしょうか?