わかもの

typhoon_5162007-01-23


あさのあつこにハマっている今日この頃。
『バッテリー』(角川文庫)、『The MANZAI』(ジャイブ)、
『No.6』講談社)と読んだけれど、今のところ外れが無い。
若者の内面を真正面から描いていて、
「そういやオレってどんな子どもだったのかなぁ」と
思い出しながら自分と重なる部分を探してみたり、
あるいは「うわ、今のオレの子どもの考え方と……」と
ちょびっと反省してみたりと
色々考えさせられたりもします。
けれど、成熟しているようでいて未熟で、
強いようでいて弱く、冷たいようでいて温かい、
そんな相反する面を持ち合わせている不安定な状態でいながら
それでも真っ直ぐに野球や漫才や社会の不合理さに
ぶつかっていく若者の描写がとても魅力的で面白い、と思う。
あ、もちろん拙者は同年代の若者の視点で見てますよ?
(26歳は同年代ではないというツッコミは聞こえません)


ちなみに『バッテリー』は3月に映画が公開されます。
期待したいとこですが、監督が『陰陽師』の人か….




<読了>
あさのあつこ『バッテリーⅤ』
あさのあつこThe MANZAI 1』
<読書中>
宮部みゆきブレイブストーリー ②』
村上龍『半島を出でよ 上・下』
太田和彦『ニッポン居酒屋放浪記』
<読書予定>
宮部みゆきブレイブストーリー ③〜④』
富野由悠季機動戦士ガンダム』シリーズ
乙一『夏と花火と私の死体』