ヒャッホー!

typhoon_5162007-08-12


酷暑の大阪を離れて、本日は和歌山県の熊野を流れる北山川へ、
人生初のラフティングに行って参りました!


ラフティングってのはご存知の方も多いと思いますが、
でっかいボートに何人かで乗って
流れの速い急流を漕いで行くアウトドアスポーツです。
テレビでもたまにやってますね。


さて、あのラフティングが実際やってみるとどんなもんかというと、
実は見た目ほどは怖くありません。
ボートのサイズがでかくゴムボートなので浮力があり、
滅多なことではひっくり返ったりしない、至極安全な乗り物です。
もちろん万が一のことを考えて救命胴衣や
体を保護するウェットスーツなども必要ですが、
基本的にはゆったりした流れの中で風を頬に感じたり、
水音と虫の鳴き声に耳を澄ませたり、
たまにボートから降りて水につかってみたりしながら、
たっぷり自然を満喫することができます。



ただし瀬(流れの速いところ)に突っ込んだら一気に牙をむきます。



まず一番前の席を確保できると、
これから突っ込んで行くであろう瀬を最優先で拝むことができるので、
「いやいや!こんなとこ突っ込むのかよ!無理無理!」という
避け難い恐怖感をもれなく味わうことができます。


んでもっていざ瀬に突っ込んだら
まずしっかりと足を突っ張らないといけません。
じゃないとボートから吹っ飛ぶ。
てか実際拙者の隣の人が吹っ飛んだ (;゚Д゚)

拙者が「ヒャッホー!」と言いながらパドルを
上げてガッツポーズを取ってたら、
隣の人が瀬の段差による跳ね上がりを受けて
ボートから投げ出されました。


瀬ってのはただ流れが速いだけではなくて、
実際下ると瀬の途中が段になってるんですな。
その段の落差による浮遊感がラフティングの楽しみでもあるんですが、
この時しっかり足をボートに突っ張っておかないと、
先の拙者の隣の人のように容赦なくボートから投げ出されます。
しかも瀬のど真ん中とかで。
あれはホンマに恐いわ…流される以外にどうしようもないし、
水面下には見えない岩があったりしてぶつかったり、
最悪足が引っかかって溺れ死ぬこともありますし。
隣の人が吹っ飛んだ瞬間をはっきり見ていたんですが、
本気で目をむいて「うわ、えらいこっちゃ!」と思った。
まぁ、実際にはそれほど大変でもなく、
無事瀬を流れ過ぎて次の淀みで引き上げることができました。


とまぁラフティングの恐いところばかりを書き連ねましたが、
基本的には最初に書いたようにルールを守れば安全なスポーツです。
大抵は経験豊富なベテランが舵取りをしてくれて
絶対安全なコース取りをしてくれますし、
事前に注意事項をしっかり聞いて救命胴衣などの安全対策も
きっちりしておけば危ない目に会うこともほぼありません。
以上の点を守れば、安全にかつ思いっきり
ラフティングを楽しむことができます。
流れの速いところにある急な段差を落ちた時のふわっという浮遊感や、
そのときに浴びる盛大な水飛沫の爽快さなどは、
普通の川遊びではぜえったいに味わえない楽しみです。
あぁ〜またやりたくなってきた!


というわけで、「実は河童なんじゃね?」とよく言われるくらい
川遊び好きの拙者ですが、今年もたっぷり川遊びを堪能することができました。
これを糧にまた陸の生活に戻ることができますわ。





こういうところを下っていきます