簡単に書くのは難しい


相変わらず咳が酷い中、市の子ども読書推進計画の
前文作成に悪戦苦闘している。
文章の骨子となる子どもの読書への想いとか、
現状把握とか、具体的な施策をどうするかとか、
というのも難しいのだけれど、そもそも文体自体が難しい。


まず個人の論文の類ではなく、
あくまで市として発表する計画文なので、
「思います」とか「ではないでしょか」とか
推測的な表現は使えない。
しかし子どもにとっての読書を考えるということは、
非常に推察的な考察に近いものがあるので、
このあたりでまず苦戦しています。
そしてなおかつこれが一番重要だと個人的に思うんですが、


「わかりやすい文章で無いといけない」


ほら、市の条文とか告示とかって、
ひじょ〜に堅苦しくて読みにくいじゃないですか。
あんな文体でこの読書計画作ったって、
いったい誰が興味を持って、
誰が「そうだ、もっと子どもの読書を推進しよう!」
と思うんだって話ですよ。
けどオレはその堅苦しい文章が一番得意なんですよ。
学生の頃、「台風の文章は理路整然としていて堅いなぁ〜」と
お墨付きをいただいたくらい堅苦しい文章を書くオレにとっては
この上なくムツカシイ…まぁ、良い修行になるからいいか。
しかしそれにしても、誰にでもわかりやすく、
且つ核心を突く文章を書くってのはムツカシイもんですなぁ。