こんな想い出はいらない

typhoon_5162006-08-31


日記にはほとんど書いてなかったんですが、
夏休みのあいだ役所の文化財課で発掘のバイトをしてました。
といっても実際はつるはし持って掘ったり
資料館作りの引越し作業を手伝ったりと、
雑用係みたいなもんなんですが、
先日「野焼き」というイベントの手伝いをしました。


「野焼き」と言っても春先にやる枯れ草を焼くヤツではなく、
手作りの土器を野で焼く方の「野焼き」です。
1ヶ月ほど前に文化財課で「土器作り教室」が行われ
多数の参加者が粘土から縄文土器を作ったんですが、
その時に出来た土器を焼く土器作り教室後編、
というわけです。


しかしまぁこれが熱いのなんの。


真ん中に薄い板を敷き、その上に土器を置いて、
まずは四隅の少し遠めに火を起こし、
徐々に近づけて行って今度は四辺に火を広げて行き、
最後は長板を放射状に並べて盛大に焼く
という手順なんですが、さすがに土器が焼けるほどの
高温なので近づくだけでサウナどころか
遠赤外線で焼かれてるとこんな感じなのか、
というくらい熱いです。
ちなみに九百度くらいなんだそうです。


板で作った盾を持ったりタオルを巻いたりするんですが、
それでも九百度の熱気をそう簡単に和らげられるわけはなく
常に直火焼き状態。
「これ絶対夏にやるもんじゃねぇな…冬でも熱いよ」
と思いながらなんとか野焼きも無事終わり、
気になる土器の焼け具合も完璧で
赤く綺麗に焼けていました。
こんな原始的な方法でもちゃんと焼けるんだなぁ。







と同時にオレの前髪も焼けてた orz