こんな想い出はいらない
日記にはほとんど書いてなかったんですが、
夏休みのあいだ役所の文化財課で発掘のバイトをしてました。
といっても実際はつるはし持って掘ったり
資料館作りの引越し作業を手伝ったりと、
雑用係みたいなもんなんですが、
先日「野焼き」というイベントの手伝いをしました。
「野焼き」と言っても春先にやる枯れ草を焼くヤツではなく、
手作りの土器を野で焼く方の「野焼き」です。
1ヶ月ほど前に文化財課で「土器作り教室」が行われ
多数の参加者が粘土から縄文土器を作ったんですが、
その時に出来た土器を焼く土器作り教室後編、
というわけです。
しかしまぁこれが熱いのなんの。
真ん中に薄い板を敷き、その上に土器を置いて、
まずは四隅の少し遠めに火を起こし、
徐々に近づけて行って今度は四辺に火を広げて行き、
最後は長板を放射状に並べて盛大に焼く
という手順なんですが、さすがに土器が焼けるほどの
高温なので近づくだけでサウナどころか
遠赤外線で焼かれてるとこんな感じなのか、
というくらい熱いです。
ちなみに九百度くらいなんだそうです。
板で作った盾を持ったりタオルを巻いたりするんですが、
それでも九百度の熱気をそう簡単に和らげられるわけはなく
常に直火焼き状態。
「これ絶対夏にやるもんじゃねぇな…冬でも熱いよ」
と思いながらなんとか野焼きも無事終わり、
気になる土器の焼け具合も完璧で
赤く綺麗に焼けていました。
こんな原始的な方法でもちゃんと焼けるんだなぁ。
と同時にオレの前髪も焼けてた orz