『しってるねん』 『その日のまえに』

typhoon_5162006-11-14


先月読み聞かせした中で一番好評だったのが、



しってるねん

しってるねん



全編大阪弁で内容もたわいないものだけれど、
絵がいかにも「大阪!」てな感じ。
いわゆる「どぎつい」という語感がぴったりの絵で、
この絵だけで子どもたちはゲラゲラ笑ってました。
う〜ん、大人にはわからん感覚だ。


一方、読書を解禁したのでマイミクのエビスさんに
薦められていた、


その日のまえに

その日のまえに


を読了。
さまざまな人々の「その日」を描いた短編集。
「その日」は死別の日のことを指すんですが、
色んな人々の、その日を迎える前から後までを描いた作品。
何気ない日常に死の影を重ねたり、
子どもの目を通して死を描いたりと、
ふだん見落としているような感覚から
死を意識させられる感じで余計に
心の奥底の突き刺さる感じでした。
拙者は今まであまり近しい人の死に
立ち会った経験が無いのですが、
果たして自分はこれほど冷静でいられるだろうか…。


それでは今日はこのへんで、また次回。