今年一番面白かった


三日ぶりに仕事に行ったら、
図書室のカウンターにはうずたかく本が積み上げられ、
パソコンには予約の紙が張られ、
机には返却された予約ありの本が十数冊。
それらをテキパキとこなして、
仕事が終わってから次年度継続勤務のための
学校図書館司書選考試験に。
この試験は現職の8人から次年度の勤務希望を出した人、
プラス一般募集で応募してきた人で図書館司書8人の枠を
争うわけですが、どうも今年は一般応募が結構な数になって、
8人枠をはるかに上回る人数になっているらしい。
まぁ、司書職は益々パートや時給制の派遣が増えてるから、
月給制のところに人気が集中するのは当然か。
しかしその内の何人が学校図書館書経験者なのだろう。
経験なしで学校図書館司書の仕事は結構しんどいですぜ。



さて、話は変わって、


本の雑誌 no.295

本の雑誌 no.295


本の雑誌』1月号の「特集―本の雑誌が選ぶ2007年度ベスト10」で
見事1位に輝いた、


ミノタウロス

ミノタウロス


を読了。
読み始めて数ページはなかなか世界に入りづらかったものの、
読んでいくといつのまにかページをめくる手が止まらなくなるほど
引き込まれている。
水に溶けきらず底に沈殿した澱のように、
物語の根底に漂うデカダンさが何とも言いがたいくらいに美しい。
今年一番の本です。ってまだ1月ですが、現時点でってことで。
さ〜て、10冊まであと4冊だ。