『西の魔女が死んだ』

映画『西の魔女が死んだ』を観る。


という出だしを読んで、
「あれ?まだ上映前じゃないの?」と思ったアナタはスルドイ。
その通り、劇場ではまだ公開されていません。
かといって某違法ツールを使って観たわけでもありません。
なんと、J-COMでオンデマンド試写会とやらをやっていて、
家でJ-COMのリモコンをちょこちょこっと操作するだけで
自宅でのんびりくつろいで試写することができました。
なんと便利な世の中だ…しかもタダで最新作が観られるとは。
J-COM入っててヨカッタ。


しかも、この『西の魔女が死んだ』がかなり良かった。


のっけから山の中の魔女の家が映った時点で、
「お、これは期待できるんじゃないか?」というくらい
その家がしっかり雰囲気が出ていて、
毎回新品のユニフォームで練習している某野球映画なんかより
かなりそのあたりの監督のこだわりが感じられる。
原作もきっとこの家の描写があるんだなぁ〜と想像が膨らむ。


ストーリーは原作をまだ読んでないけれど
何か不必要に付け足したような不自然さも無く、
この魔女の家がたたずむ森の時間の流れそのままのような
ゆったりした流れで進みつつも、しかしあくまで
メルヘンで終わらず、しっかり向き合うべき現実に
ぶつかっていく場面もある。本当に良い映画だ。


なおかつ、この映画はきっと12歳の女の子には女の子の、
20代の若者には若者の、40前後の母親には母親の、
そしてしわくちゃのおばあちゃんにはおばあちゃんの、
それぞれ異なった見方がある。
見る人によって異なる見方ができる映画になっている。
そこが一番この映画の良いところではなかろうか。
ともかくかなり良い映画だと思います。久々に良い映画観たよ。



けど哀しいかな、オレの好きな映画はオレの周りの人には
ウケが悪いのだなぁ…なのでオレの周りの人は観ちゃだめですよ(ぉ