分類記号


先日9類の書架に五十音順別の仕切り板を入れましたが、
今度は0〜8類にも「210・日本の歴史」とか
「486・昆虫」みたいな請求記号・内容別の仕切り板を入れることにする。
そこでまずどんな分類の板が必要になってくるか、
書架をざっと見て下調べをする。
…が、この下調べの時点で「これはマズイ状況だなぁ…」と
自己反省した。


オレがこの学校に来たときの本の配置は、
おおよそ教科ごとに分けて本が配置されているな、
というのはわかるものの一つの書架に
2教科の種類の本が入れられていたりと
ともかくややこしい配置だったので、
きっちり科目ごとに書架を分けて、
なおかつ書架の横っ面に絵を貼ったりして
大幅に配置替えをし多少わかりやすくした(つもりだった)。


が、今日一通り下調べしてみたら、
これが結構むちゃくちゃな状況でして。
確かに科目ごとに分けられてはいるんだが、
請求記号をチェックしてみると色んな番号がごちゃ混ぜ。
日本の歴史なのに210番台と200番台がごっちゃになってたり、
社会の棚で3類5類がごちゃまぜだったり、
4類なんかもう目も当てられない。


ここで図書館司書以外の分類法をご存じない方に説明すると、
図書館の本ってのは「日本十進法」という分類法により
内容ごとに決まった番号が割り振られています。
たとえば昆虫の本なら「486」、釣りの本なら「787」。
この番号を「分類記号」と言い、
図書館の本の配置はわかりやすいよう同じ分類記号ごとに
まとめて置かれています。
またぱっと見てどんな分類なのかわかりやすいよう
本の背中にこの分類記号がシールで貼られています。
図書館に行ったらよく「291.2」とかシールが貼ってますね。
別名請求記号シールとも言います。


本来ならば同じテーマの本は同じ分類記号が割り振られ、
必然的に置き場所も同じになるはずなのですが、
ウチの本は同じテーマなのに違う分類記号になってることが多く、
それでもともかく強引に科目ごとに分けたもんだから
その結果同じ科目のなかで色んな番号が混在している。
こんな状態になった最大の要因は分類記号を
書店さん任せにしたことだろうな。
ウチは分類記号の割り振りは(オレが来るまで)
書店さんにお任せだった。
書店さんは背表紙のバーコードやC100とか書かれた、
出版社が割り振った数字を見て機械的に分類記号を決めるので、
分類記号の指定に系統性がない。
出版社さんは社独自の判断で分類記号を決めるからね。
結果同じ内容でも色んな分類記号になっちゃう。
そしてそのまま科目ごとに配置したので、
分類記号の順序なんてもう全く関係無し。
ともかくなんとなく科目ごとに分けられてるって感じだ。



ということはだ。
0〜8類の仕切り板を入れるためには、
まずどのようなジャンル分けの仕切り板が必要かを考え、
その後そのジャンルの分類記号を決めて、
そのジャンルに当てはまる本で分類記号が違う本を
片っ端から登録しなおして記号シールも貼りなおす。
これで万事解決するわけだ。何週間かかるねん。
まぁ、地道にやっていくか…