青空文庫@iPhone


な、な、なんと!?
iPhone青空文庫の作品が読めるようになってたとですよ!


http://espion.just-size.jp/archives/08/328084036.html


青空文庫」を知らない人にご説明すると、
著作権が消滅した過去の名作をネット上で公開している、
いわば電子図書館みたいなもんです。
要するにタダで名作を読めるわけで
たまに読む本が無くなった時などは利用していたんですが、
しかし青空文庫の作品は基本的にパソコンデータなので、
PCの画面上でみるかわざわざ印刷して読むか、の二択。
画面上で見るのは風情が無いしPCに張り付いていないといけない。
かといって印刷するのは結構面倒だし時間もかかる。


が、そこで「SkyBook」の登場ですよ。
SkyBookはiPhone/iPod touch用アプリケーション。
青空文庫作品がほぼ全てをiPhoneにダウンロードして読めるアプリです。
ま、口で言うより写真で見てもらったほうが早いので、
以下写真レビュー。




何はともあれまずは作品をダウンロードしないといけない。
こんな風に作家一覧から好きな作家を選べます。
右側にうっすらと見える五十音をタッチすると
一気にその頭文字の作家まで移動してくれる。
かゆいところに手が届いていますなぁ。




作品名を検索することもできます。
今回はこの人間失格をダウンロードしてみませう。
作品名をタッチすると…




ダウンロードの確認画面が。
ここでダウンロードを選ぶと…


ダウンロードが開始されます。
ダウンロード時間は「最大1分程度」と書かれてますが、
たいがい数秒でダウンロードが完了しました。早い!



ダウンロードした作品は自分の「Books」という
作品リストに追加されます。
早速タッチしてみると…



あの「人間失格」の序文が見事に読めるようになりました!
いやはや、なんと便利なソフトなんだ。


しかしこの「SkyBook」、実はフリーソフトではなくて
お値段450円の有料ソフトです(※売上げの一部は青空文庫に寄付)。
有料アプリとしては少し値が張るほう。
が、それでも文庫本1冊程度の値段
(※作品のダウンロードにはお金はかかりません)。


「たった450円で約7千作品が読みたい放題になる!」と見るか、
「高いし読まないからイラネ」と見るかは人それぞれですが、
オレはこのソフトなら千円払ってでも買うなぁ。
名作は読みたいけど図書館にあるのは古くて読みにくい、
かといって買い集めたら置き場所に困ってしまう。
そんなタイプの人にはオススメです。
iPhoneiPod touch持ってないとダメだけど。


ちなみに文字サイズや背景色、ルビ表示なんかも
設定で自由に変更できます。



設定画面では「フォントサイズ」「行間」「文字間」
「色を反転」「ルビ表示」が変更可能。
試しに色を反転してみると、



背景白・文字色黒に。
けど初期設定の背景黒・文字色白の方が読みやすいかな?
また、フォントサイズも変更可能。



フォントサイズを「30」にしてみました。
老眼の人にも良いかも…と思ったけど、
1ページの分量が少なすぎるので
さすがに大活字本の代わりにはならないか。
けど自分の読みやすいページ表示にできるのも
これはこれでありがたい機能だ。


というわけで、「SkyBook」読書家の方は一度お試しあれ。
しかしiPhoneで音楽も聴けて本も読めるとは。
お出かけの時にもうiPhoneと財布以外に
何も持つ必要がなくなりそうだなぁ。