高知半分試験半分旅行記 其の二


ホテル到着後、荷物を預かってもらっていざ観光。
が、その前にまず試験会場の道順確認&下見。
試験会場からどれくらい歩けば着くのか、
ともかく距離と時間が重要だ。
…と意気込んでたけど、ホテルから会場まで
7分しかかからなかった。
我ながらよくこんなに近いホテル見つけたもんだなぁ。


てなわけで予想以上に時間が余ったので、
残り時間は観光に回す。
と言っても半分以上はやっぱり試験関連…
まずは「高知子どもの図書館」へ。

高知子どもの図書館」はNPO法人が運営している児童書専門図書館
全国的に見ても児童書専門図書館は珍しいし、
しかも運営が自治体ではなくNPO法人という点で、
高知県民の方々は子どもの読書に力を入れているんだなぁ、
というのが伝わってくる。
規模はそれほど大きくないものの展示や飾りつけに力が入っているし、
選書も名作から最新作までポイントを抑えている。
また研究書や子どもの読書関連雑誌も充実してる。
素晴らしい図書館でした。
しかしここに来た目的の一つの「高知の子どもの読書関連の資料探し」
は残念ながら特にめぼしいものは見つからず。
お土産に絵本の絵葉書をいくつか買っていく。


続いて、「高知県立図書館」に移動。
さっきの「高知子どもの図書館」も次に行く「高知県立文学館」そうだけど、
このあたり文化施設が固まっているエリアで、移動が楽だ。
読書&図書館好きには便利です、高知。
高知県立図書館」は言うまでもないけど高知最大規模の公立図書館。
高知県の各自治体の図書館を支える図書館です。
が、ともかくまず目当ての「高知の子どもの読書関連の資料」
探しがメインだったので、中はあんまり回れず…
児童書コーナーだけはチェックしたけど、
高知子どもの図書館」のほうが充実してるような…
しかしさすがは県立図書館で、「高知の子どもの読書関連の資料」がいくつか見つかった。
国学校図書館研究大会や高知学校図書館研究大会関連の
資料が見つかり、書庫から出してきてもらう手続きを取る。
が、その手続きの際に


「貸出カードを作られますか?」


と尋ねられた。なんと、県外の人でもカード作れるのですね。
最初は「どうせ今後来ることもないし要らないか…」と思ったが、
すぐさま「いや、(試験に受かって)高知で採用されるんだから
今作っててもらえば良い!」というプラス思考が働いて
作ってもらうことにする。
これでいつでも高知で働く準備はできたぜ。


高知県立図書館」で目当ての資料も貸出カードもゲットし、
続いて高知県立文学館へ。
高知県出身の作家に関する常設展示がされている文学館。
なんですが、今回はたまたま、



なんと「ターシャ・テューダー展」が開催されていた!


コーギビルのいちばん楽しい日

コーギビルのいちばん楽しい日


ターシャ・テューダーのクリスマス アドベントカレンダー

ターシャ・テューダーのクリスマス アドベントカレンダー


いやはや、この「ターシャ・テューダー展」が素晴らしかった…
原画が山ほど展示されていて、
印刷物である絵本では絶対に味わえない、
原画だけが持つタッチの緻密さ、奥深さ、味わいが堪能できた。
また、ターシャさんが実際に愛用されていた数々の品々、
ドレス、手作りの人形なども数多く展示されており、
まさに「ターシャ・テューダーの世界」に入り込める展覧会。
今回のプチ高知旅行は試験が第一の目的だったけれど、
良い思い出ができました。ありがとう高知県立文学館。


この後少しホテルでゆっくりして、
高知の味覚を堪能するべく夜の街へ繰り出す。
けど忘年会シーズンだったため食べてみたかった
「うつぼのたたき」や「鯖寿司」がことごとく売り切れ。
これは高知受かってリベンジしろっていう天啓だな、
と勝手に捉えつつ、注文した日本酒が予想外に多くて
少しフラつきながら高知の夜を少しぶらついて
ホテルにて眠りに着く。試験当日の旅行記に続く…