河童、楽園にて


と、いうわけで!
2週連続の川遊びの第二弾、
I高校テニス仲間総勢8名というフル代表で
龍神村に行って参りました。
今回のメンバーは前述したとおり、
オレ、しびっつ、てつ、こーじ、さーぼー、
ふーみん・446・マサオのテニスメンバー全員。
てか、マサオは前日ドタキャンだったのに朝何食わぬ顔で
車に乗ってたのでびっくりした。
車を出す予定だったさーぼーに「やっぱり行ける」と連絡したので、
さーぼーからオレに当然連絡行ってると思ったらしい。
そして当然さーぼーはそんな気を利かすわけもなく、
当日ドッキリと相成った次第。とりあえず二人とも殴っといた。


しかし全員集まるなんて普段のテニスでもめったにないのに、
まさにミラクル。当然車1台では乗り切れないので2台で出発。
朝7時半ごろ我が家を出て一路ひたすら旧龍神村を目指す。
途中椿山ダムに寄ってエグザイルならぬイケザイルで写真撮ったり、









荷台に犬を乗せたまま走ってるのを見つけて
さすが和歌山だなぁと思ったり、
道中もともかくゲラゲラ笑いっぱなしで
あっという間に龍神に到着。
ひとまずいつもの温泉が空いているのを確認したあと、
本日のキャンプ地、じゃなくて川遊び場を探す。
龍神の川は川幅が狭く浅いとこが多いので、
なかなか理想の場所が見つからない。
バーベキューができるくらいの川原があって、
なおかつ泳ぎまわれる程度の水深がある場所ってのは
早々無いのだが、しばらくして理想の場所を発見。
水深は深いところで2m以上、おまけに流れも遅く
泳げる範囲も広い。しかも川原はうまいこと日陰になっている。
まさにここは河童にとってのパラダイス、楽園。
ヒミツにしときたいくらい良い場所だったので詳しくは書かないけど、
ともかく川遊びのベストプレイス。


というわけで楽園にたどり着き狂喜乱舞しながら、
バーベキュースタート。今回は人数も多いのでコンロ2台。
準備&食事をしつつ釣りに走るもの一名、
何故かシーマンみたいに泳ぐ者一名、
野球が始まった途端何かの糸が切れたかのように
テンションアップ&尋常でない動きを見せる者一名、
釣りで無我の境地に達する仙人一名、
と各々独自のスタイルで川遊びを楽しむ。


てか、今回は野球が熱かった!
事前に用意したプラスチックのバット&ボールで、
ピッチャー1名、守備3名で川原で野球。
この野球を始めた途端、てつのスイッチが壊れテンションMAX。
思うように動けない浅瀬での守備をカバーするかのような、
日本代表顔負けのダイビングキャッチを果敢に連発。
対するしびっつはバットに水を大量に仕込んで
ボールの飛距離をアップする「頭脳プレー」で対抗。
その巻き添えでライナーを連発で食らうピッチャーこーじ。
この時点で既に我々8名の野球に対する情熱は衰えず、









温泉横にある川原で4対4に別れて本格的に試合を始める
28歳男子8名。今時小学生でもここまではやらんぞ。
というわけで、


<しびっつ・ふーみん・446・オレのチーム「頭脳プレー」>





<てつ・さーぼー・マサオ・こーじのチーム「守備固め」>


で始まった川原野球。
バットはプラスチックバット(※飛距離を抑えるため水無し)、
ボールはかなり軽めで風の影響をもろに受けるので、
たとえ強打してもどこに落ちるかわからず、
川原の石で予測不可能なイレギュラーをするにもかかわらず、
さーぼー・こーじのファインプレーで前半は「守備固め」がリード。
しかし中盤にウチの「頭脳プレー」の打線が爆発し、
一挙8得点を挙げるビッグイニングを作り、
スコア11−9で「頭脳プレー」が逆転。
この後はお互い2イニングとも0点に押さえ、
いよいよ迎えた最終回、2点差で「守備固め」の攻め、
ここを0点に抑えれば「頭脳プレー」の勝利ということで
満を持して登場したウチのエース、頭脳派ピッチャー・しびっつ。
しかしここにきてあろうことかヒットと守備のミスが重なり、
とうとう追いつかれる。ここで一旦マウンドに集まってタイムアウト
果たしてピッチャーを変えるべきか変えざるべきか、
難しい局面で出した答えは、ピッチャー交代・オレ。
ここで抑えれば負けは無い!あとアウト2つで引き分けだ!
抑え…






ぱこーん  ころころころ  ぽてっ






ゴロを捕り損ねてサヨナラ負け。
勝ったチームは勝利の涙を流しながらI高校校歌を合唱、
負けたチームは悔し涙を流しながら川原の石を持ち帰った。
くそう、来年こそは優勝してやる…(何の大会だ)。










ということをしていたら日が暮れていた。




あろうことか片道2時間半かかる龍神村
日暮れを迎えてしまうことに。
この時点で既に全員「オレもう満足した!帰りなんてどうでもいい!
状態になり全員開き直ってゆっくり温泉に浸かって、
出てからものんびりだらだら温泉アイスを味わう。
まぁ、ここまでたっぷり遊んだらもう帰り道も苦にならない。
帰りはしびっつ・オレが代で運転したけど、
久々に軽以外の車を運転したので「ちょっと緊張してきたなぁ」と
ぼそっと独り言行ったら車内に緊張が走る。
とまぁそんなことがありつつも無事帰宅。
11時前にようやく帰宅と相成りました。






総走行距離300km近く、
遊んだ時間は出発から帰宅まで計12時間近く。
しかしながら、距離の長さも時間の長さも忘れるほど、
テニスフルメンバーとの時間は楽しかった。
みんな、お疲れさん!