絵本棚の奥行き改善


ウチの図書室の絵本棚はとにかく使いづらい。
元々普通教室に置いてあるランドセル用の
スチール棚を使いまわしてあるだけなので、
奥行きが深すぎる上に側面に凹みがあって
そこに絵本が入り込んだりする。
以前の司書さんは奥に牛乳パックや本の箱などを詰めて
なんとか奥行きを浅くしようと試みた様子があるものの、
それでもまだ奥に絵本が入り込んで
絵本が取りにくいし見にくい。
「う〜ん、この絵本棚、どうしてくれようか…」
とず〜っと悩んでいたわけですが、
そんな折にkoyateruさんのブログ




(7月20日の日記より)
書棚の背面の牛乳パックを重ねて、布をくるんであるものを、埃が溜まるので、順次角形のペットボトルに変えていく




という記事を読み、「コレダ!」と思い立ち実行。
以下はその方法です。




まずは今の絵本棚の状態。見事に後ろにハマりこんでいます。
取りにくいし見にくい。
絵本を全部出してみると…



『玉川児童百科大辞典』の空箱が入っていました。
『玉川〜』って発行年が新しいほうでも昭和42年ではないか…
一体いつこの箱は入れられたんだろうか?
まずはこの箱を全部取り出して雑巾でお掃除。
続いてペットボトルの加工作業に入ります。



ペットボトル4本をこんな風につなげます。
1本はそのまま、2本は底を抜き、
最後の1本は蓋側を切り落とします。
これを繋げると、写真のように直方体型に。
ペットボトル同士のはめ込み加減で
ある程度長さも調節できます。
ペットボトルのカットにはカッターとハサミを使いました。
カッターだけで切ろうとせず、
まずカッターで切り込みを少し入れて
その切り込みにハサミを入れて切れば、
簡単に加工できます。


この4本セットをさらに組み上げて…



ブロック型にします。
ウチの場合は4本セットを8本組み上げたので、
このブロック1個で32本ペットボトルを使っています。
絵本棚は全部で12個あるので、計384本…
まだ200本ほど足りてません…


このままだと見栄えが悪いので、



布でくるみます。
ウチは昨年校内を職員総がかりで整理した時に
どこからか出てきた布を使い回しました。
一度入れれば外れる心配が無いので、
適当にガムテープで止めています。


こいつを先ほど空にした絵本棚に入れると…



ピッタリはまります。
ただし、ブロックの側面に布を織り込むので、
ペットボトル4本組みは棚の幅より
気持ち短めにした方が良いかも。


最後に絵本を元に戻して…



作業完了!
最初の写真と比較して、かなり前に出てるのが分かるかと思います。
これだけ出てると指をかけやすいし、本も入れやすくなります。
これと先日書いた仕切り板を組み合わせれば
さらに使いやすくなるかと思うので
仕切り板もただいま準備中。
しかしいかんせんまだペットボトルが集まらない…
このペットボトルブロックの欠点は2つあって、
1つはペットボトルが大量に必要なこと。
絵本棚の大きさや絵本の冊数にもよりますが、
1棚10本使うとしても100本必要になります。
ウチは図書の時間全クラスにペットボトルの募集をかけました。


そしてもう一つのデメリットは加工に結構時間がかかること。
ペットボトルのカットから布をくるむまで、
1ブロック作るのに小一時間かかります。
職員作業でやれば速いんだろうけれど…言いづらいし…
誰も「手伝おうか」なんて言ってこないし…
ウチは地道に空き時間を見つけてやってます。


というわけでここを見ているリアル知り合いは
2リットルペットボトル恵んでください、加工済みのを(ぉ