読み聞かせベスト5
今年も残すところ大晦日のみ。
というわけで、今年読んだ絵本を振り返ってみたいと思います。
しかしぜ〜んぶ紹介するわけにもいかないので、
ベスト5に絞りたいと思います。
なお、今年発売された本限定というわけではなく、
あくまで拙者が今年読んだ新旧様々な絵本の中で、
子どもの反応やら内容やらを総合して選びますのでご注意を。
では早速、読み聞かせベスト5、第五位は!
![あらまっ! あらまっ!](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51RMWB6NBKL._SL160_.jpg)
- 作者: ケイトラム,エイドリアンジョンソン,Kate Lum,Adrian Johnson,石津ちひろ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/05/25
- メディア: 大型本
- 購入: 2人 クリック: 30回
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ケイト・ラムとエイドリアン・ジョンソンのコンビの
『あらまっ!』が第5位です!
寝ない少年と元気なおばあちゃんの痛快絵本おばあさんの家に泊まりにきたパトリック。早く寝なさいと言われても「ベッドがないから寝られないよ」と抵抗。そこでおばあさんは、森の木でベッドを作った。するとパトリックはさらに…!?愉快なナンセンス絵本。
(絵本ナビより)
テンポの良さと絵の良さと期待通りのオチで、
どんな子どもに呼んでも◎な絵本だと思います。
続いて第四位は…
![しにがみさん しにがみさん](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/617Y8E8053L._SL160_.jpg)
- 作者: 野村たかあき
- 出版社/メーカー: 教育画劇
- 発売日: 2004/03
- メディア: 大型本
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野村たかあきさんの
『しにがみさん〜らくごえほん 柳家小三治・落語「死神」より〜』。
これは中学年〜高学年に大うけでした。
「しにがみさん」というタイトルから最初は恐い話を想像するんですが、
いざ読んでみると主人公は間抜けだし、死神は全然怖くなくて優しいし、
オチは「えぇ!」という意外さ。子どものツボにジャストミートだったようです。
あと個人的に、拙者はバリバリの関西弁なので落語のテンポの良い
関西弁の会話が読みやすくて、読んでるうちにどんどん話に入り込めるので
読んでいると「お、今かなり良い感じで読めてるな」と
実感できるぐらい呼んでいて心地よいのも選出の理由。
ではいよいよベストスリーの発表。
第三位は…
![くもりときどきミートボール (ほるぷ海外秀作絵本) くもりときどきミートボール (ほるぷ海外秀作絵本)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5168PRE9P6L._SL160_.jpg)
- 作者: ジュディバレット,ロンバレット,Judi Barrett,Ron Barrett,青山南
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 2004/06
- メディア: 大型本
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ジュディ・バレット、ロン・バレットの
『くもりときどきミートボール』が第三位です!
カミカミゴックンの町では、一日に3回、空から食べ物がふってくる。トーストにオレンジジュース、ソーセージにゼリーにハンバーガー。ところがある日、天候が悪化して、ふってくる食べ物がどんどん大きく、大量になりはじめた[後略]
(絵本ナビより)
もうこのストーリー紹介だけで期待が膨らみますね。
ちょっと長いお話ですが、全然長さを感じさせない作品。
そして絵もインパクトたっぷり。1位になってもおかしくない作品です。
ちなみに、本の探偵こと赤木かん子さんもよく紹介されてます。
では残すところあと二冊。第二位は…
![はなび はなび](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51PD6KHZY4L._SL160_.jpg)
- 作者: 秋山とも子
- 出版社/メーカー: 教育画劇
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 大型本
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秋山とも子さんの『はなび』です!
花火作りから打ち上げまで、花火が上がるまでの準備が
話に組み込まれてるのが良い。
そして見開き一面、真っ暗な空に文字通り花のように咲く花火の絵。
このページを開いた瞬間、低学年の女の子からは
「うわあ…きれい…」という感嘆の声が漏れていました。
大人も子どもも吸い込まれるような花火の美しさを
見事に絵本で再現している作品。素晴らしい。
さぁ、ではいよいよ第一位。
2008年に台風516号が読み聞かせをした絵本の中で、
一番最高だった作品は…
![綱渡りの男 (FOR YOU 絵本コレクション「Y.A.」) 綱渡りの男 (FOR YOU 絵本コレクション「Y.A.」)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51NP1KJDC4L._SL160_.jpg)
綱渡りの男 (FOR YOU 絵本コレクション「Y.A.」)
- 作者: モーディカイ・ガースティン,Mordicai Gerstein,川本三郎
- 出版社/メーカー: 小峰書店
- 発売日: 2005/08/01
- メディア: 大型本
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モーディカイ・ガースティンの『綱渡りの男』でした!
これは今年一番どころか、過去に読み聞かせをした全ての絵本の中でも
五本指には絶対に入る作品。
ニューヨークでストリート・パフォーマンスをしているフランス人の綱渡り師フィリップ・プティはマンハッタンに建設中の世界貿易センターのツインタワーを見つめていた。あそこで綱渡りをしたい!今はない世界貿易センターの2棟のビルの間に綱を張り、地上400mの高さで綱渡りをした男の実話。
(絵本ナビより)
綱渡り師フィリップ・プティが綱の上で感じている世界、感じている感覚。
それを恐怖ではなく、「自由」というアメリカ合衆国を象徴する言葉で、
かつてのアメリカ合衆国を象徴する建物を舞台に描く。
今は無きツインタワーの上に在った、フィリップだけが
感じることが出来た自由な世界が見事に描かれており、
人間にとって自由とは何なのか、
ツインタワーで起こったあの悲しい出来事が重なって、様々な思いが巡ります。
子どもたちに伝えたいことがいっぱい詰まっている作品。
読み聞かせで伝えてあげてください。
というわけで、多分、というかかなり偏っていますが
拙者のベスト5はこの五作品です。
もちろんあくまで拙者の感覚と経験で選んだものなので、
ここを読んでいる皆さんで「いや、これも良かったぞ!」
「いやいや、これは絶対外せない!」と言う方はぜひお教えください。
というわけで今年の更新はこれが最後(の予定)です。
それでは皆さん、良いお年を〜